こんにちは、ノルです。
私は一級建築士として住宅設計に携わってきましたが、実は“健康オタク”でもありまして、食事や運動、生活習慣にこだわってきました。
その中で特に、「住まいそのものが心と体の調子を整える大きな要素になる」ということを実感しています。
建築の構造や性能も大切ですが、毎日視界に入り、直接触れるインテリアの工夫こそが、私たちの感覚や体調に深く影響を与えたりします。
今回は、シニア建築士の視点から「健康に寄与するインテリアの整え方」を少々お伝えしたいと思います。
心を整えるインテリアの工夫
1. 色彩の持つ心理的効果
インテリアの色は、心の状態に大きな影響を与えます。
- ブルーやグリーン系は心を落ち着け、集中を助ける色。寝室や書斎に取り入れると安眠や作業効率アップに効果的です。
- オレンジやイエロー系はエネルギーを与え、会話や交流を活発にします。リビングやダイニングにアクセントとして加えると、家族の時間が豊かになります。
- ホワイトやベージュ系は清潔感と安心感をもたらし、どんな部屋にも馴染みます。
ただし、1色で統一するよりも、自然界にある色の組み合わせを意識すると、心にやさしい空間が生まれます。
2. 照明で気分をコントロール

「明るさ」と「色温度」は、心のリズムを整える大切な要素です。
- 朝は青白い光(5000K前後)で体内時計をリセット。
- 夜は暖色系(2700K程度)のやわらかい光でリラックスモードに。
間接照明を活用すると、影の柔らかさが心を落ち着かせ、ホテルライクな癒しの雰囲気を作れます。
3. 整理収納で生まれる“心の余白”

物が多いと視覚情報が増え、無意識に脳が疲れてしまいます。収納は「隠す」だけでなく、使う頻度に合わせて配置することが重要。
- 毎日使うものは手の届く位置に。
- 週1程度なら腰をかがめて取れる場所に。
- 年に数回しか使わないものは高い位置へ。
このように整理するだけで、心に余裕が生まれ、ストレスが減少します。
※整理収納にご興味ある方はお問い合わせください。1級整理収納アドバイザーが対応します。
体を整えるインテリアの工夫
1. 素材感が与える身体的な快適さ
健康を意識するなら、自然素材をうまく取り入れるのがおすすめです。
- 木材:床や家具に使うと温もりを感じ、冬でも冷たさを和らげます。
- 畳や和紙:呼吸する素材で湿度を調整し、足触りや空気感が優しい。
- リネンやコットン:肌に触れたときの快適さがあり、静電気も少ない。
素材に触れたときの“感触”は、体の緊張をほぐし、自然にリラックスへ導きます。
2. 家具の高さと体への負担
インテリアはデザインだけでなく、体への影響も考慮しましょう。
- 椅子やソファは、座ったときに膝が90度に曲がる高さが理想。
- ベッドは、立ち上がりやすいよう膝と同じ高さ程度にすると腰の負担が減ります。
- ダイニングテーブルは、肘を軽く曲げたときに自然な高さになるものを選ぶと疲れにくいです。
長年の生活習慣が体に与える影響は大きいため、「座り心地」や「立ち上がりやすさ」を優先しましょう。
3. 空気の質を整える植物の力
観葉植物はインテリアとして美しいだけでなく、空気を清浄し、湿度を保つ効果も期待できます。

- サンスベリア:夜でも二酸化炭素を吸収し、酸素を放出。寝室におすすめ。
- ポトスやアイビー:丈夫で育てやすく、リビングや玄関に最適。
- ハーブ類(ローズマリー、ラベンダーなど):香りによるリラックス効果もプラス。
自然を感じられる空間は、体をリセットする癒しの効果があります。
心と体を整える“ゾーニング”の工夫
インテリアは配置の仕方で「活動モード」と「休息モード」を切り替えられます。
- **活動ゾーン(ワークスペースやダイニング)**は明るい照明とシャープな家具で集中力を高める。
- **休息ゾーン(寝室やリビング)**は柔らかい光と丸みのある家具、布素材を取り入れ、体をゆるめる。
ゾーンを明確に分けることで、同じ家の中でも自然にオンとオフを切り替えられます。
まとめ
住まいのインテリアは、単なる“見た目”ではなく、私たちの心と体に直接作用する大切な要素です。色彩や照明で気持ちを整え、素材や家具の高さで体を守り、植物や整理収納で暮らしを整える。これらの積み重ねが、健康的で心地よい住空間を作り上げます。
私自身、健康オタクとして日々意識しているのは「小さな工夫の積み重ねが、長く元気に暮らす秘訣になる」ということです。
あなたの住まいのインテリアは、心と体を本当に整えてくれていますか?
もし「ちょっと疲れる空間だな」と感じているなら、色を変える、照明を工夫する、植物を置く――
そんな小さな一歩から始めてみてはいかがですか?
住まいは、あなたの毎日の健康を支える“重要なパートナー”です。


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