こんにちは。
住まいは、私たちの心と体を癒やす「もうひとつの器」。
シニア世代にとっては特に、毎日の暮らしの中で
「どの時間帯に、どう住環境を活かすか」が、体調や気分の安定に直結します。
たとえば、朝の光をうまく取り入れるだけで一日のスタートが軽やかになりますし、昼間の過ごし方ひとつで疲れにくさが変わります。夜には、照明や空気の質を整えることで眠りの深さまで違ってくるのです。
今回は、**朝・昼・夜の時間帯別に「住まいの力を最大限に活かす方法」**を、一級建築士としての視点と健康オタクな私の体験を交えながらご紹介します。
1. 朝──「光と空気」で体内時計をリセット
朝起きてすぐに太陽の光を浴びること。これは医学的にも、体内時計を整えてセロトニンを分泌させる効果があるとされています。

- カーテンを少し開けて寝る:朝日が差し込みやすくなる
- 窓を開けて換気する:夜の間にこもった空気をリセット
- 観葉植物に水をやる:ちょっとした動きが血流を促す
私は早起きなんですが、自然環境音楽を流しながら、コーヒーを飲み、静かに呼吸するのが日課です。
これだけで一日がスッと軽く始まります。
2. 昼──「動きやすさと休憩」で体にやさしい住環境
日中は、住まいを「活動のステージ」として活かす時間帯です。
シニアにとって大切なのは、「無理なく体を動かせる空間」と「適度に休める居場所」の両方を確保すること。

- 動線をシンプルに保つ:物を減らし、転倒リスクを防ぐ
- 昼寝用の椅子やソファを用意:15〜20分の仮眠で頭が冴える
- 自然光をしっかり取り入れる:日中にしっかり光を浴びると夜眠りやすい
私は、テーブルや椅子に掴まって、ストレッチなどを行っています。ちょっとした用事の合間に、日常とは違う動作で体を動かす習慣をつけています。
ちょっとした時間、空間の工夫で「動きやすさ」がぐんと変わるんですよ。
3. 夜──「照明と静けさ」で深い眠りを誘う工夫
夜は住まいが「休息の舞台」となる時間です。ここで大事なのは、光と音の調整。

- 照明を暖色系に切り替える:強い白色光は脳を覚醒させる
- 寝室の温度・湿度を整える:理想は20℃前後、湿度50〜60%
- テレビやスマホは早めにオフ:ブルーライトは眠りを妨げる
- 遮音カーテンや障子を活用:外の騒音を減らす
私が実践しているのは、寝る1時間前に間接照明に切り替え、睡眠導入音楽をスピーカーから流すこと。家の雰囲気が一気にやわらぎ、自然に眠る準備が出来ます。
4. 住環境を整えるちょっとした実践ガイド
朝・昼・夜を通じて共通するポイントは「無理せず続けられる工夫」です。
- 家具を減らし、動線を広く取る
- 自然素材を取り入れて、呼吸を深める空間にする
- 思い出の品や写真を飾って、気持ちを和ませる
これらは専門的なリフォームをしなくても、ちょっとした模様替えや配置換えで実現できます。
5. まとめ──時間帯に寄り添う暮らし方
朝は「光と空気」、昼は「動きやすさと休憩」、夜は「照明と静けさ」。
こうして住環境を時間帯ごとに意識するだけで、シニアの暮らしは格段に快適になります。


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