第16回:歩くことが脳を刺激する──シニアの脳活ウォーキング法

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アーカイブココカラととのう間(住環境)

こんにちは。
私は一級建築士なので、「住まいの快適さ」を追い求めるのは当たり前と考えています。今は設計の現場からは離れていますが、その思いは日常生活を見直すうえで大いに役立っています。
特に健康面では「人がどう暮らし、どう体を動かすか」がいつも気になります。

最近の私の実践テーマのひとつは「歩くこと」。
ただ歩くだけで「脳の働きが良くなる」という研究が数多く発表されています。シニア世代にとってウォーキングは、体だけでなく脳のアンチエイジングにもつながるんです。

今回は私の体験や建築士的な空間の工夫も交えつつ、脳活ウォーキングの効果と実践法をご紹介します。

歩くことが脳に効く理由

脳科学の研究によると、有酸素運動は記憶や学習を司る「海馬」を活性化させることがわかっています。
米国の神経科学者エリクソン博士の研究では、週3回のウォーキングを半年続けた高齢者の海馬が平均2%拡大し、記憶力が改善したと報告されています。

つまり「歩くだけで脳が若返る」可能性があるのです。

脳活ウォーキングのポイント

効果的に歩くには、いくつかのポイントがあります。

  • 背筋を伸ばし、目線は遠くへ
  • やや早歩きを意識(息が上がらない程度)
  • 一定のリズムで歩く
  • 時々ルートを変えて刺激を与える
  • 足裏全体で着地する意識を持つ

私は近所の住宅街を歩くのですが、道を一本変えるだけでも
「こんな家があったんだ」「庭木の手入れが見事だな」
と発見があり、脳がワクワクする感覚を覚えます。

時間帯別おすすめウォーキング法

  • :朝日を浴びながら歩くと体内時計がリセットされ、睡眠の質が向上。
  • :軽めの散歩で血流を促し、午後の活動にエネルギー補給。
  • :夕食後の軽い散歩は血糖値の安定に効果的。ただし遅すぎる時間は避ける。

自分の生活リズムに合わせて「歩く時間」を固定すると習慣化しやすいですよ。

自宅・住環境を歩きやすく整える工夫

ここで建築士的な視点を。ウォーキングを続けるには「家の周りや室内環境」を少し整えると効果的です。

  • 玄関を整える:シューズや帽子、ウォーキングポールをすぐ手に取れる場所に。
  • 照明の確保:夜歩く場合、玄関アプローチや周囲に十分な明かりを。
  • 屋内の回遊動線:雨の日は室内をぐるぐる歩ける動線を意識。廊下や広めのリビングがあれば有効。
  • 休憩スペース:庭やベランダに椅子を置き、途中でひと息つける場所を作る。

「歩き出しやすい環境」「続けやすい住まい」を整えることも、立派な健康づくりの一歩です。

実践して感じた変化

私はウォーキングを続けて、体重の増減はさほどありませんが、次の変化を実感しています。

  • 頭のモヤモヤが減り、考えが整理しやすい
  • 日々の小さな景色や音に氣付きやすくなった
  • 足腰の筋力維持に貢献しているという肯定感を持てる

これが「脳が活性化している証拠」なのかもしれません。

まとめ──歩くことを暮らしに組み込む

シニア世代にとってウォーキングは「薬いらずの脳トレ」です。
しかも道具もお金もほとんど必要ありません。

  • 背筋を伸ばして歩く
  • 時間帯を決めて習慣化する
  • 家や住環境を歩きやすく整える
  • ウォーキングの先に楽しみを見つけておく(例:好みのカフェとか)

建築士としての視点からも、「住まいと生活リズムを調和させること」が長く続ける秘訣だと確信しています。

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