第6回【香りからととのえる】

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アーカイブココカラととのう間(住環境)

香りの力で、心と体をととのえる暮らし方

香りが心と体にもたらす驚くべき効果とは?

日常のなかでふと香った花の匂いや、お茶の湯気から立ち上る香りに、心がほっと和んだ経験はありませんか?
香りは目には見えませんが、脳に直接届き、感情や記憶、さらには体の反応にまで影響を与える力があります。

特に嗅覚は五感のなかでも感情と深く結びついているため、心を落ち着けたり、元気を引き出したりする効果が期待できます。
シニア世代になると、体の変化や生活環境の影響で気持ちが沈むこともありますが、香りをうまく取り入れれば、毎日にやさしい彩りを添えることができます。

香りを活用したリラックス空間のつくり方

アロマで心身の疲れを癒やす

香りを楽しむ方法として代表的なのがアロマテラピー
天然の精油(エッセンシャルオイル)には、それぞれ心身に働きかける特徴があります。

たとえば、

  • ラベンダー:安眠・リラックス効果
  • ヒノキ:森林浴のような安心感とストレス緩和
  • ベルガモット:気分を明るく前向きにする
  • ペパーミント:気分転換・頭をスッキリさせる

アロマディフューザーを使えば、精油の香りを部屋全体にやさしく広げることができます。
電気式、リードスティック式、キャンドル式など種類もさまざまなので、インテリアや生活スタイルに合わせて選びましょう。

シニアにおすすめの香りの選び方

年齢を重ねると、香りの感じ方も少しずつ変わります。強い香りよりも、やさしく自然な香りのほうが長く楽しめることが多いです。

  • 天然由来の精油を選ぶ(合成香料は香りが強く疲れやすい場合あり)
  • 季節や体調に合わせて香りを変える
    • 春:柑橘系で軽やかに
    • 夏:ミント系で涼やかに
    • 秋冬:ヒノキやサンダルウッドで温もりを
  • 香りを複数ブレンドして好みの空気感をつくる

香りは「嗅いで心地よいかどうか」が一番大切です。まずはお店やサンプルで試してみると安心です。

香りで五感を刺激する具体的な方法

玄関やリビング、寝室での香りの使い分け

香りの楽しみ方は、部屋ごとに変えるのがおすすめです。

  • 玄関:来客や帰宅時の第一印象をつくる場所。柑橘やハーブの香りで爽やかに。
  • リビング:家族団らんの場は、ラベンダーやヒノキで落ち着きをプラス。
  • 寝室:安眠を誘うラベンダーやカモミールをほんのり漂わせる。
  • キッチン:レモングラスやミントで気分をリフレッシュ。

香りの強さはほんのり感じる程度が理想です。強すぎると逆に疲れてしまうので、空間の広さや換気を考慮しながら調整しましょう。

安全に香りを楽しむための注意点

香りは癒やしの効果がありますが、安全面にも気を配る必要があります。

  • 精油を直接肌に付けない(必ず希釈して使用)
  • 小さなお孫さんやペットがいる場合、誤飲やアレルギーに注意
  • 火を使うタイプ(アロマキャンドルなど)は就寝前に必ず消す
  • 長時間つけっぱなしにせず、こまめに換気を行う

また、持病や薬の影響で嗅覚が敏感になっている方は、短時間・低濃度から始めると安心です。

香りの力で、毎日をより豊かで心穏やかに

香りは、日々の暮らしをそっと支えてくれる小さな相棒です。
シニア世代こそ、五感を意識的に使う生活が心身の健康維持につながります。

お気に入りの香りを見つけて、玄関や寝室、リビングなど、暮らしの場面ごとに香りを使い分けてみてください。
ほんの少しの香りの工夫が、毎日の空気をやさしく変えてくれます。

香りは目に見えないインテリア。
今日からぜひ、香りのある暮らしをはじめてみませんか?

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