「最近、背中が丸まってきたなあ」――そんなふうに鏡の前で思ったことはありませんか?
あるいは、同年代の人を見かけて「背中が丸まってるな」と感じたり。我が身を振り返る機会になることもしばしばではないですか。
若い頃は気にも留めなかった“姿勢”。けれどシニア世代にとっては、見た目だけではなく健康にも大きな影響があるんですよ。
アメリカのハーバード大学医学部の研究によると、「姿勢の改善は呼吸や血流を整え、疲れにくさや集中力にも直結する」と報告されています。つまり姿勢を正すだけで、毎日の元気が取り戻せるんです。
放っておけない!姿勢の悪化が招く健康リスク
猫背は自律神経の乱れにつながる

猫背になると胸が圧迫され、呼吸が浅くなります。呼吸が浅いと自律神経が乱れやすく、不眠や気分の落ち込みにつながるんです。
東京大学大学院の竹林秀雄教授(運動生理学)によれば、「背筋を伸ばすことで自律神経のバランスが安定し、ストレス耐性が高まる」とのこと。
転倒や骨折のリスクが高まる
姿勢が悪いと重心が前に傾き、つまずきやすくなります。シニアにとって転倒は骨折や寝たきりにつながる重大リスク。
厚生労働省の調査でも「要介護の原因の第4位が転倒による骨折」と発表されています。
今日からできる!シニア世代の姿勢改善習慣
腹筋・背筋をゆるやかに鍛える

「筋トレはちょっとハードルが高い」という方でも大丈夫。
椅子に腰かけ、背もたれから少し離れて腰を立てるだけでも腹筋と背筋に自然な負荷がかかります。
理学療法士の第一人者・中村耕三先生(東京医科歯科大学名誉教授)は、「正しい姿勢を保つ筋肉は“抗重力筋”。毎日少しずつ使うことが、姿勢改善に直結する」と述べています。
呼吸を意識してみる
背筋を伸ばして腹式呼吸を行うと、横隔膜がしっかり動き、自律神経が整います。これは呼吸法の世界的権威であるアンドリュー・ワイル博士(米国・統合医療の第一人者)も推奨している健康法。
私も常日頃から腹式呼吸を意識して過ごしています。
まとめ:姿勢が変われば、毎日がもっと軽やかに
「姿勢を正す」――たったこれだけで、呼吸も深くなり、転倒リスクも減り、気持ちまで明るくなります。
シニア世代こそ、派手な運動よりもこうした“姿勢の基本”を整えることが大切です。
セカンドライフは、健康でこそ楽しめるもの。まずは今日、椅子に座ったときに背筋をスッと伸ばすところから始めてみませんか?きっと明日の体が軽く感じられますよ。


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